大津市河川愛護団体連合会所属


すごく困るごみの写真集

おねがいですから、これだけはやめてください!

これはごみではありません。花火大会の前に場所取りをされている光景です。
場所取りは場所取りで、芝生が痛むなどの弊害があるのですが、毎年もっと困っる問題が発生しています。

場所取りで使ったゴロ石を、そのまま放置していかれるととても困ります。
毎年、全部集めきっています。石といえども、これはこれで大変困るごみです。
放置すると、つまづいて危険ですし、草が伸びてしまう前に回収しないと、1枚1万円する乗用草刈機の刃がいくらあっても足りません。
花火大会前にあらかじめ草刈をして草を短くしておかないと、伸びた草にゴロ石が隠れてしまい、ゴロ石の回収も困難になります。
石はどこから持って来ているかといいますと、湖岸の石垣から抜き取られています。
そして、その湖岸は崩れてきています。
崩れてきた湖岸は、積み石が飛び出して、危険箇所となってしまいます。

石垣から抜き取られた積み石をもとに戻そうにも、石積み全体が緩んでしまっていますので、どうしても積み方が「いびつ」になってしまいます。簡単には元通りにはなりません。
軽い気持ちで行っていることが「器物損壊」「ごみの放置」「不法占拠」というような、大変な迷惑行為になっています。
かしこい人は、ペットボトルを使って、重し代わりにしておられるようです。水は、目の前にたくさんありますので。

残念です。
あともう少し先に行けば、外来魚回収ボックスがあるのですが、、、。


ブルーギルが半分にちょん切られて、真っ黒焦げになっています。ごみも燃えています。
マンションの壁も焦げています。
ブルーギルを焼いて遊んでいたのでしょうか。
悪質な器物損壊、火遊びの事例です。

湖岸での火遊びは何度も発生しています。
溶けたプラスチックごみの処理、真っ黒焦げになったゴミ箱の処理などは、通常のごみ拾いとは違い、とても手間がかかります。
それ以前に、火事になる危険があります。絶対にやめてください。


釣り糸です。
かなり環境負荷が高いごみです。

環境負荷が高い理由
・水鳥などの動物にからまって、死に至らしめることがあります。
・釣り糸はなかなか腐食しません。琵琶湖の水中は、無数の釣り糸が縦横無尽に漂っています。うっかり糸に足をとられてしまうと、ダイバーでも溺れてしまう危険があります。琵琶湖で素潜りをする場合は、はさみかナイフを持って潜る必要があります。
・ボートのスクリューに絡んでしまうと、船がなかなか進まなくなります。最悪の場合、エンジンがオーバーヒートしてしまいます。
・自転車やリヤカーにからまると大変です。(何度もギヤに絡んでいます)
・草刈機にも頻繁に絡みつきます。
・足にひっかかって転倒してしまう恐れがあります。(特に子供のメンバーは、何度もこけています)
・針が付いていることがあるので、巻きとって回収していると、うっかり手を怪我することがあります。巻きとっている途中で、足首などに針が突き刺さる危険もあります。

場所によっては、もう釣り糸で蜘蛛の巣のようになっている湖岸もあります。もうそのような湖岸では、鳥類は生息できません。


わざわざ解説するまでもない困ったごみです。
川底から引き上げました。
最近、テレビの不法投棄が増えています。
ブラウン管もたくさんありますが、中には液晶もあります。
処分費用うんぬんという以前の問題で、こうなってしまったごみをどう処理すればいいというのでしょうか。
テレビは、有害な物質をたくさん含んでいます。
それが、飲み水を汲み上げている湖につながる川の河口部に割れた状態で捨てられているということは、まざに天に向かって唾を吐く行為ではないでしょうか。
おねがいですからやめてください。ほんとうにやめてください。

(「もっと汚いごみの写真」へ続く)